京都大学大学院教育支援機構

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BLOG 2025.07.31

【KU-STAR Program for India 2025】スズキ株式会社の説明会を開催しました

KU-STAR インド 京都大学 大学院教育支援機構

大学院教育支援機構では、短期研究室インターンシッププログラム「KU-STAR(Kyoto University Short-Term Academic Research)Program」を昨年度から実施しています。インドからの学生を受け入れるのは今回で2度目となり、今年は計31名の学生が約2か月間、それぞれの研究室で研究に取り組んでいます。

KU-STARプログラムは、学生が京都大学進学・卒業後の日本でのキャリアパスの可能性について理解を深められるよう、企業訪問や企業からの説明会を積極的に開催しています。2025年7月10日、スズキ株式会社 次世代モビリティサービス本部 本部長の藤谷旬生氏を招き、京都大学東一条館会議室にて会社説明会を開催しました。

インドから来たKU-STAR生にとって、スズキは「Maruti Suzuki」の車を通じて誰もが知る非常に有名な企業です。実際、ジェトロ2024年度のデータによると、スズキはインドの主要乗用車市場において40.9%という圧倒的なシェアを誇っています。このイベントは、彼らにとって日本の大手企業を深く知る貴重な機会となりました。

藤谷氏からは、スズキ株式会社の会社概要や行動理念である「小・少・軽・短・美」、次世代モビリティサービス本部の事業概要と今後の展望について、特にインドでの展開可能性についても詳しく説明がありました。また、スズキで活躍するインド出身の若手社員の紹介もあり、学生たちは具体的なキャリアパスのイメージを掴むことができたようです。

会は終始和やかな雰囲気で進行し、次世代モビリティサービス本部が手掛ける革新的な事業や、スズキでのインターンシップの機会などについて、学生から多くの質問が寄せられました。また、藤谷氏からも学生に対し、約2か月間日本に滞在して感じた「インド人と日本人の違いや日本についての印象」について質問が投げかけられ、活発な議論が交わされました。

セッション終了後には、学生が個別に藤谷氏に採用に関する具体的な質問を投げかける姿が見られ、将来への意欲の高さが感じられました。

学生の声

「スズキはインドで馴染みのあるブランドです。セッションでは、スズキの未来のモビリティ計画が紹介されました。特に持続可能性の高い公共交通機関に焦点が当てられていました。」

— アナンドさん(インド理科大学院大学)

「スズキ株式会社がどのようにして世界的な自動車大手へと発展したのか、非常に洞察に富むお話でした。このセッションは貴重なネットワーキングの機会も提供し、関連分野でのインターンシップ応募の可能性を示唆してくれたことは、将来のキャリア形成において特に刺激的でした。」

— ヘマンタさん(インド工科大学カラグプール校)

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