京都大学大学院教育支援機構

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BLOG 2025.07.29

【KU-STAR Program for India 2025】 成果発表会を開催しました

India internship KU-STAR research 京都大学 大学院教育支援機構

大学院教育支援機構では、昨年度より短期研究室インターンシッププログラム「KU-STAR(Kyoto University Short-Term Academic Research)Program」を実施しています。今年度はインドからの学生を2度目の受け入れとして、計31名が約2か月間、各研究室で研究に取り組みました。

2025年7月16日には、国際科学イノベーション棟のHORIBAシンポジウムホールおよびホワイエにて、KU-STAR Programでの研究や学びの成果を発表する成果発表会を開催しました。KU-STAR Programの学生が所属する研究室やインドからの学生の発表に関心を持つ京都大学の教員・学生に加え、在大阪・神戸インド総領事館のアニル・ダット・ラトゥーリ領事、NPO法人日本インド文化経済センター(NICE)のロイ詩百瑠理事長、企業訪問や説明会でご協力いただいた企業やインドに関心を寄せる団体・企業など、約86名が参加しました。

成果発表会の前半は、ポスタープレゼンテーション形式で研究成果が発表されました。プログラム参加者31名中、早期帰国者4名を除く27名の学生が、プログラム期間中に取り組んだ研究について堂々と発表。初めてのポスタープレゼンテーションとなる学生が大半を占める中、参加者からの質問にも積極的に応じる姿が見られました。発表した学生からは、「時間が短すぎた。もっと説明したかった。」という声も寄せられました。

後半は、KU-STAR Programで当初設定した目標に対する達成度や学びについて、グループごとに発表しました。学生たちは、指導教員の懇切丁寧で忍耐強い指導に感謝していること、京都や日本での体験、KU-STAR生同士で育んだ友情や助け合い、人生で初めて挑戦した料理や文化交流など、多岐にわたる学びを、写真をふんだんに盛り込んだスライドやショートビデオで発表しました。各グループに与えられた制限時間は10分でしたが、どのグループも時間を超過するほど、内容の濃い発表となりました。

グループ発表後に行われた修了式では、平島 崇男 大学院教育支援機構長、石川 冬木 副学長(学術研究支援担当)、島津製作所 産官学連携推進ユニットの松本由紀マネージャー、ラトゥーリ領事より講評が寄せられました。その後、村上 章 総合生存学館長から修了証が授与されました。

平島機構長による講評
島津製作所松本由紀マネージャーによる講評
村上章総合生存学館長より修了証授与
在大阪・神戸インド総領事館のアニル・ダット・ラトゥーリ領事 による講評
石川 冬木 副学長による修了証書授与式終了の挨拶
修了証と

修了式後に開催された茶話会では、成果発表会を無事に終えたKU-STAR生が、研究室の先生方やチューターとして支えてくれた京大生、来賓の方々、さらにはKU-STAR Program for India 2024の第一期生で、2025年6月から2カ月間島津製作所にインターンシップで京都に戻ってきているDhruv Gargさん(インド工科大学ボンベイ校)などと交流し、プログラム修了の喜びを分かち合いました。

NPO法人日本インド文化経済センター(NICE)のロイ詩百瑠理事長による祝辞

短期間ではありましたが、参加した学生が各自の研究室で研究に従事し、大きく成長を遂げたことを実感しています。彼らが将来、大学院生や研究者として京都大学に戻ってきてくれることを大いに期待しています。

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