京都大学大学院教育支援機構

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BLOG 2026.02.16

【KU-STAR Program for Australia 2026】島津製作所との包括連携協定に基づく企業訪問を実施しました

KU-STAR オーストラリア 京都大学 島津製作所

大学院教育支援機構では、短期研究室インターンシッププログラムKU-STAR(Kyoto University Short-Term Academic Research)Programを昨年度から実施しています。オーストラリアからの受入が2度目となる今回は10名の学生が参加し、約1.5か月間、各自の研究室で研究に取り組んでいます。

最先端の分析技術と社会実装の現場を体感

2026年1月30日、株式会社島津製作所との包括連携協定に基づき、同社本社への企業訪問を実施しました。

会社紹介に続き、まずは「サイエンスプラザ」を見学しました。ここでは、島津製作所が世界中の産業分野で提供する分析計測機器、航空機器、産業機器の代表的な製品が展示されています。それぞれの技術が社会のどのような場面で活用されているかが産業分野ごとに紹介されており、学生たちは最先端技術の幅広さとその役割に深い関心を示していました。

続いて、共創の場である共同研究開発ラボ「KYOLABS(キョーラボ)」を訪問しました。同所では、島津製作所と農研機構(NARO)による食の安全に関するジョイントリサーチや、血液分析による認知症の早期発見に向けた取り組みなど、産官学連携による具体的な事例が紹介されました。学生たちは、研究がどのように実社会のQOL(生活の質)向上に結びつくのか、熱心に聞き入っていました。

先輩社員との対話:環境経営とグローバルキャリア

施設見学の後は、現場で活躍する社員の方々によるプレゼンテーションと質疑応答が行われました。

今回の参加学生には環境問題への関心が高いメンバーが多かったことから、環境経営統括室の前田綾マネージャーより、島津製作所の「環境経営」の取り組みについてお話しいただきました。カーボンニュートラルへの挑戦や生物多様性への配慮など、グローバル企業としていかに戦略的に取り組んでいるかが語られ、学生たちは熱心に耳を傾けていました。

続いて、経営戦略室サステナビリティ経営ユニットのKiaさんより、自身のキャリアパスと島津での働き方について紹介がありました。オーストラリアの学生たちにとって、多国籍なバックグラウンドを持つ先輩のリアルな声は非常に刺激的であり、日本企業でのキャリア形成について活発な意見交換が行われました。

参加学生の感想

「京都が誇る世界的な企業の概要を知ることができ、素晴らしい経験になりました。前田さんや外国人スタッフであるKiaさんのお話は本当に役立ちましたし、最先端の技術を間近で体験できて楽しかったです。」

Gemma, RMIT University

「食品や農業分野に直接関連する、島津製作所の幅広い分析機器を見ることができ、非常に洞察が深まりました。研究室の外でこれらのツールがどのように機能しているかを見るのは、今回のハイライトでした。」

Zahrah, Monash University

「他社の機器も使ったことがありますが、島津の新しい装置がカーボンニュートラルやサステナビリティを重視していることに感銘を受けました。また、研究施設内の自動化システムも非常に印象的でした。」

Aidan, The University of Melbourne

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