2025年12月19日（金）、富士通株式会社主催、京都大学大学院教育支援機構の共催により、Fujitsu Day in 京都大学～最先端の企業研究に触れてみませんか？～を開催しました。本イベントには、本学理学研究科・工学研究科・情報学研究科から約30名の大学院生が参加しました。

本イベントでは、本学を修了した研究員が登壇し、AIや量子技術、ロボティクス、データ＆セキュリティ、コンピューティング、さらには宇宙分野に至るまで、自身が携わる研究の最前線を紹介しました。大学院で身につけた専門性が、企業における研究開発や課題解決の現場でどのように活かされているのかを、具体的な業務事例とともに説明しました。学術研究の経験を社会実装へと展開してきた実践的なプロセスが示され、参加者に新たな視点を提供しました。

学生からはキャリア形成に関する率直な質問が相次ぎ、進路を現実的に捉える機会となりました。大学院での研究活動が、企業研究所における専門的な業務とどのようにつながるのかを具体的にイメージできたことで、研究を軸とした多様なキャリアの可能性を認識するきっかけとなりました。意見交換の場では双方向のやり取りが活発に行われ、充実した交流の時間となりました。

大学院教育支援機構では、大学院生が研究で培った力を社会のさまざまな領域で発揮できるよう、今後もキャリア支援の取り組みを推進していきます。専門分野にとらわれない視野の拡張と挑戦を後押しし、次世代人材の成長を支える機会を継続的に創出してまいります。